○三芳水道企業団議会会議規則
昭和47年11月16日
規則第6号
目次
第1章 総則(第1条~第10条)
第2章 議案及び動議(第11条~第16条)
第3章 議事日程(第17条~第21条)
第4章 選挙(第22条~第30条)
第5章 議事(第31条~第39条)
第6章 発言(第40条~第54条)
第7章 表決(第55条~第65条)
第8章 請願(第66条・第67条)
第9章 辞職(第68条・第69条)
第10章 規律(第70条~第75条)
第11章 会議録(第76条~第78条)
第12章 補則(第79条・第80条)
附則
第1章 総則
(参集)
第1条 議員は,招集の当日開議定刻前に議場に参集し,その旨を議長に通告しなければならない。
(欠席の届出)
第2条 議員は,事故のため出席できないときは,その理由を付け,当日の開議時刻までに議長に届け出なければならない。
(議席)
第3条 議員の議席は,三芳水道企業団規約(以下「規約」という。)第6条による選挙後最初の会議において議長が定める。
2 規約第7条第2項による議員の議席は,議長が定める。
3 議長は必要があると認めるときは,討論を用いないで会議にはかって議席を変更することができる。
4 議席には番号標を付ける。
(会期)
第4条 会期は,毎会期の初めに議長が議会運営協議会の意見を聴き議会の議決で定める。ただし,議会運営協議会が開会できないとき,又は議長が開会する必要がないと認めたときは,議会運営協議会の意見を聴かないで,これを議決することができる。
2 会期は招集された日から起算する。
(会期の延長)
第5条 会期は議会の議決で延長することができる。
(会期中の閉会)
第6条 会議に付された事件をすべて議了したときは,会期中でも議会の議決で閉会することができる。
(議会の開閉)
第7条 議会の開閉は,議長が宣告する。
(会議の開閉)
第8条 開議,散会,延会,中止又は休憩は議長が宣告する。
2 議長が開議を宣告する前,又は散会,延会,中止若しくは休憩を宣告した後は,何人も議事について発言することができない。
(定足数に関する措置)
第9条 開議時刻後相当の時間を経ても,なお出席議員が定足数に達しないときは議長は,延会を宣告することができる。
2 会議中定足数を欠くに至るおそれがあると認めるときは,議長は,議員の退席を制止し,又は議場外の議員に出席を求めることができる。
3 会議中定足数を欠くに至ったときは,議長は,休憩又は延会を宣告する。
(出席催告)
第10条 地方自治法(昭和22年法律第67号。以下「法」という。)第113条(定足数)の規定による出席催告の方法は,議場に現在する議員,又は議員の住所に,文書又は口頭をもって行う。
第2章 議案及び動議
(議案の提出)
第11条 議員が議案を提出しようとするときは,その案をそなえ,理由を付け,法第112条(議員の議案提出権)第2項の規定によるものについては所定の賛成者とともに連署し,その他のものについては3人以上の賛成者とともに連署して,議長に提出しなければならない。
(一時不再議)
第12条 議会で議決された事件については,同一会期中は,再び提出することができない。
(動議成立に必要な賛成者の数)
第13条 動議は,法又はこの規則において特別の規定がある場合を除くほか,他に1人以上の賛成者がなければ議題とすることができない。
(修正の動議)
第14条 修正の動議は,その案をそなえ,法第115条の2(修正動議発議の手続)の規定によるものについては,所定の発議者が連署し,その他のものについては3人以上の賛成者とともに連署して,議長に提出しなければならない。
(先決動議の措置)
第15条 他の事件に先だって表決に付さなければならない動議が競合したときは,議長が表決の順序を定める。ただし,出席議員3人以上から異議があるときは討論を用いないで会議にはかって決める。
(事件の撤回又は訂正及び動議の撤回)
第16条 会議の議題となった事件を撤回し,又は訂正しようとするとき及び会議の議題となった動議を撤回しようとするときは,議会の承認を得なければならない。
2 議員が提出した事件及び動議で前項の承認を求めようとするときは,提出者から請求しなければならない。
第3章 議事日程
(日程の作成及び配布)
第17条 議長は開議の日時,会議に付する事件及びその順序等を記載した議事日程を定め,あらかじめ議員に配布する。ただし,やむを得ないときは,議長がこれを報告して配布にかえることができる。
(日程の順序変更及び追加)
第18条 議長は必要があると認めるとき,又は議員から動議が提出されたときは,議長は,討論を用いないで会議にはかって,議事日程の順序を変更し,又は他の事件を追加することができる。
(議事日程のない会議の通知)
第19条 議長は,必要があると認めるときは,開議の日時だけを議員に通知して会議を開くことができる。
2 前項の場合,議長は,その開議までに議事日程を定めなければならない。
(延会の場合の議事日程)
第20条 議事日程に記載した事件の議事を開くに至らなかったとき,又はその議事が終らなかったときは,議長は,さらにその日程を定めなければならない。
(日程の終了及び延会)
第21条 議事日程に記載した事件の議事を終ったときは,議長は,散会を宣告する。
2 議事日程に記載した事件の議事が終らない場合でも,議長が必要であると認められるとき,又は議員から動議が提出されたときは,議長は討論を用いないで会議にはかって延会することができる。
第4章 選挙
(選挙の宣告)
第22条 議会において選挙を行うときは,議長は,その旨を宣告する。
(不在議員)
第23条 選挙を行う宣告の際,議場にいない議員は,選挙に加わることができない。
(議場の出入口の閉鎖)
第24条 投票により選挙を行うときは,議長は第22条(選挙の宣告)の規定による宣告の後,議場の出入口を閉鎖し,出席議員数を報告する。
(投票用紙の配布及び投票箱の点検)
第25条 投票を行うときは,議長は,職員をして議員に所定の投票用紙を配布させた後,配布もれの有無を確かめなければならない。
2 議長は,職員をして投票箱を改めさせなければならない。
(投票)
第26条 議員は職員の点呼に応じて,順次投票を備え付けの投票箱に投入する。
(投票の終了)
第27条 議長は投票が終ったと認めるときは,投票もれの有無を確かめ投票の終了を宣告する。その宣告があった後は,投票することができない。
(開票及び投票の効力)
第28条 議長は開票を宣言した後,2人以上の立会人とともに投票を点検しなければならない。
2 前項の立会人は,議長が議員の中から会議にはかって指名する。
3 投票の効力は,立会人の意見をきいて議長が決定する。
(選挙結果の報告)
第29条 議長は,選挙の結果を直ちに議場において報告する。
2 議長は,当選人に当選の旨を告知しなければならない。
(選挙関係書類の保存)
第30条 議長は,投票の有効無効を区別し,当該当選人の任期間関係書類とともにこれを保存しなければならない。
第5章 議事
(議題の宣告)
第31条 会議に付する事件を議題とするときは,議長は,その旨を宣告する。
(一括議題)
第32条 議長は必要があると認めるときは,2件以上の事件を一括して議題とすることができる。ただし,出席議員3人以上から異議があるときは討論を用いないで会議にはかって決める。
(議案等の朗読)
第33条 議長は,必要があると認めるときは,議題になった事件を職員をして朗読させる。
(議案等の説明及び質疑)
第34条 会議に付する事件は,会議において提出者の説明をきき議員の質疑があるときは,質疑を行わなければならない。
2 提出者の説明は,討論を用いないで会議にはかって省略することができる。
(修正案の説明)
第35条 議長は修正案の提出者に対し修正案の説明をさせる。
(修正案に対する疑義)
第36条 議員は修正案に関して,事件又は修正案の提出者及び説明のための出席者に対して質疑をすることができる。
(討論及び表決)
第37条 議長は前条の質疑が終ったときは討論に付し,その終結の後表決に付する。
(議決事件の字句及び数字等の整理)
第38条 議会は議決の結果生じた条項,字句,数字その他の整理を議長に委任することができる。
(議事の継続)
第39条 延会,中止又は休憩のための事件の議事が中断された場合において,再びその事件が議題となったときは,前の議事を継続する。
第6章 発言
(発言の許可等)
第40条 発言は,すべて議長の許可を得た後,議席で発言しなければならない。
(発言の要求)
第41条 会議において発言しようとする者は,「議長」と呼び,自己の番号を告げ,議長の許可を求めなければならない。
2 2人以上が発言を求めたときは,議長は,先者と認める者から指名して発言させる。
(討論の方法)
第42条 討論については,議長は,最初に反対者を発言させ次に賛成者と反対者を,なるべく交互に指名して発言させなければならない。
(議長の発言討論)
第43条 議長が議員として発言しようとするときは,議席につき発言し発言が終った後,議長席に復さなければならない。ただし,討論をしたときは,その議題が終るまでは,議長席に復することができない。
(発言内容の制限)
第44条 発言は,すべて簡明にするものとし,議題外にわたり,又はその範囲を超えてはならない。
2 議長は発言が前項の規定に反すると認めるときは注意し,なお従わない場合は発言を禁止することができる。
3 議員は,質疑に当っては,自己の意見を述べることができない。
(質疑の回数)
第45条 質疑は,同一議員につき,同一議題について2回を超えることができない。ただし,特に議長の許可を得たときは,この限りでない。
(発言時間の制限)
第46条 議長は,必要があると認めるときは,あらかじめ発言時間を制限することができる。
2 議長の定めた時間の制限について,出席議員3人以上から異議があるときは議長は討論を用いないで会議にはかって決める。
(議事進行に関する発言)
第47条 議事進行に関する発言は,議題に直接関係のあるもの,又は直ちに処理する必要があるものでなければならない。
2 議事進行の発言がその趣旨に反すると認めるときは,議長は直ちに制止しなければならない。
(発言の継続)
第48条 延会,中止又は休憩のため発言が終らなかった議員は,さらにその議事を始めたときは,前の発言を続けることができる。
(質疑,討論の省略又は終結)
第49条 質疑又は討論が終ったときは,議長は,その終結を宣告する。
2 質疑又は討論が続出して容易に終結しないときは,議員は,質疑又は討論終結の動議を提出することができる。
3 議員は,特に必要があると認めるときは,質疑又は討論省略の動議を提出することができる。
4 質疑若しくは討論終結の動議又は質疑若しくは討論省略の動議については,議長は,討論を用いないで会議にはかって決める。
(選挙及び表決時の発言制限)
第50条 選挙及び表決の宣告後は,何人も発言を求めることができない。ただし,選挙及び表決の方法についての発言は,この限りでない。
(一般質問)
第51条 議員は,三芳水道企業団の一般事務について,議長の許可を得て質問することができる。
2 質問者は,議長の定めた期間内に,議長にその要旨を文書で通告しなければならない。
(緊急質問等)
第52条 質問が緊急を要するとき,その他真にやむを得ないと認められるときは,前条の規定にかかわらず議会の同意を得て質問することができる。この場合における議会の同意については,議長は討論を用いないで会議にはからなければならない。
2 前項の質問がその趣旨に反すると認めるときは,議長は,直ちに制止しなければならない。
(準用規定)
第53条 質問については,第45条(質疑の回数)第49条(質疑討論の省略又は終結)の規定を準用する。
(発言の取消又は訂正)
第54条 議員は,その会期中に限り,議会の許可を得て自己の発言を取り消し,又は議長の許可を得て発言の訂正をすることができる。ただし,発言の訂正は字句に限るものとし,発言の趣旨を変更することはできない。
第7章 表決
(表決問題の宣告)
第55条 議長は,表決をとろうとするときは,表決に付する問題を会議に宣告する。
(不在議員)
第56条 表決宣告の際,議場にいない議員は,表決に加わることができない。
(条件の禁止)
第57条 表決には,条件を付けることができない。
(起立による表決)
第58条 議長は,表決をとろうとするときは,問題を可とする者を起立させ,起立者の多少を認定して可否の結果を宣告する。
2 議長が起立者の多少を認定しがたいとき,又は議長の宣告に対して出席議員3人以上から異議があるときは,議長は,記名又は無記名の投票で表決をとらなければならない。
(投票による表決)
第59条 議長が必要があると認めるとき,又は出席議員3人以上から要求があるときは,記名又は無記名の投票で表決をとる。
2 同時に記名投票と無記名投票の要求があるときは,議長は,いづれの方法によるかを無記名投票で決める。
(記名及び無記名投票)
第60条 投票による表決を行う場合には,問題を可とする者は賛成と,否とする者は反対と所定の投票用紙に記載し,投票箱に投入しなければならない。ただし,記名投票の場合は,議員の氏名を併記しなければならない。
(白票の取扱)
第61条 投票による表決において,賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票は,否とみなす。
(表決の訂正)
第63条 議員は,自己の表決の訂正を求めることができない。
(簡易表決)
第64条 議長は,問題について異議の有無を会議にはかることができる。異議がないと認めるときは,議長は,可決の旨を宣告する。ただし,議長の宣告に対して出席議員3人以上から異議があるときは,議長は起立の方法で表決をとらなければならない。
(表決の順序)
第65条 同一の議題について,議員から数個の修正案が提出されたときは,議長が表決の順序を定める。その順序は,原案に最も遠いものから先に表決をとる。ただし,表決の順序について出席議員3人以上から異議があるときは,議長は,討論を用いないで会議にはかって決める。
2 修正案がすべて否決されたときは,原案について表決をとる。
第8章 請願
(請願書の記載事項)
第66条 請願書には邦文を用い,請願の趣旨,提出年月日,請願者の住所及び氏名(法人の場合には,その名称及び代表者の氏名)を記載し,押印しなければならない。
2 請願を紹介する議員は,請願書の表紙に署名又は記名押印しなければならない。
3 請願書の提出は,平穏になされなければならない。
(陳情書等の処理)
第67条 議長は,陳情書又はこれに類するもので,その内容が請願に適合するものは,請願書の例により処理するものとする。
第9章 辞職
(議長及び副議長の辞職)
第68条 議長が辞職しようとするときは,副議長に,副議長が辞職しようとするときは,議長に辞表を提出しなければならない。
2 前項の辞表は,議会に報告し,討論を用いないで会議にはかってその許否を決める。
3 閉会中に副議長の辞職を許可した場合は,議長は,その旨を次の議会に報告しなければならない。
(議員の辞職)
第69条 議員が辞職しようとするときは,議長に辞表を提出しなければならない。
第10章 規律
(品位の尊重)
第70条 議員は,議会の品位を重んじなければならない。
(服装)
第71条 何人も,議場に入るときは,見苦しくない服装をしなければならない。
(議事妨害の禁止)
第72条 何人も,会議中みだりに発言し,騒ぎ,その他議事の妨害となる言動をしてはならない。
(離席)
第73条 議員は,会議中みだりに議席を離れてはならない。
(新聞等の閲読禁止)
第74条 何人も会議中は,参考のためにするもののほか,新聞紙又は書籍の類を閲読してはならない。
(議長の秩序保持権)
第75条 すべて規律に関する問題は,議長が定める。ただし,議長は,必要があると認めるときは,討論を用いないで会議にはかって決める。
第11章 会議録
(会議録の記載事項)
第76条 会議録に記載する事項は次のとおりとする。
(1) 開会及び閉会に関する事項並びにその年月日
(2) 開議,散会,延会,中止及び休憩の日時
(3) 出席及び欠席議員の氏名
(4) 職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名
(5) 説明のため出席した者の職氏名
(6) 議事日程
(7) 議長の諸報告
(8) 議員の異動並びに議席の指定及び変更
(9) 会議に付した事件
(10) 議案の提出,撤回及び訂正に関する事項
(11) 選挙の経過
(12) 議事の経過
(13) 記名投票における賛否の氏名
(14) その他議長又は議会において必要と認めた事項
(会議録署名議員)
第78条 会議録に署名すべき議員は2人とし,議長が会議において指名する。
第12章 補則
(会議規則の疑義)
第79条 この規則の疑義は,議長が決める。ただし,異議があるときは会議にはかって決める。
(会議規則に定めのない事項)
第80条 この規則に定めのない事項については,組織団体の会議規則に準じ会議にはかって定める。
附則
この規則は,昭和47年11月16日から施行する。
附則(昭和47年12月19日規則第10号)
この規則は,公布の日から施行する。